○陰気と陽気のバランス

物事はすべて陰と陽の二つに分かれます。




陽の働きを陽気といいます。陰の働きを陰気といいます。
陽気は体内の機能を司ります。陰気は津液・精・血液などを含めた物質を司ります。陽は熱・昼・上、陰は寒・夜・下でもあります。夜更かしをしたりして睡眠不足から陰気を減らして陰虚の状態になってみたり、無理な仕事をして体に負担をかけて熱量を使いすぎて陽虚になったりします。こういうことで陰気と陽気のアンバランスを引きおこしてしまいます。
どのような時でも陰気と陽気のバランスがとれていれば、体の調子は好いはずです。

ここに陰陽のバランスがとれなくなった時の状態を図で示してみました。本当は生活習慣病になっていますので陰気も陽気も減ってしまっているはずですが、ここでは陰気、陽気どちらが正常だと判断して図示してみました。






※図のように陰陽のバランスがこわれて体調を損なってしまいます。


陰気不足のときは、昼(夏)のときに陰陽の不調和をおこし体の変調をおこします。それに反して夜(冬)になると元気が出てきます。
陽気不足のときは、夜(冬)のときに陰陽の不調和をおこし体の変調をおこします。それに反して昼(夏)になると元気が出てきます。

以上の事も考慮に入れて体調と症状を見なくてはなりません。