○心の病気について


現代社会の複雑な生活を通して、いろいろな問題が生じてきております。
家庭内の不和・対人関係・金銭の問題・財産の問題・嫁姑の問題など様々な問題が背景にあり、ストレスをためて生活している方が大変多く感じられます。
これらの問題にどのように対処していいのかという問題に突き当たり、そこに解決に苦しみ、いろいろな病気に遭遇して日々悩んでいる方が、大変増えております。
このような症状を解決するために、ただ漢方薬だけでなんとかと思っておりましたが、そこに生きる生き方という問題に何回も遭遇し、どうして役に立つことができるかと考えて相談をするようになりました。
そこで悩みというのは、常に自分の事を中心に考えたら苦しくなるということを先人は教えてくれております。
特にノイローゼは自己中心になっております。
生きる生き方をネガティブにとらえ、そのために身体の細胞まで萎縮して漢方医学の論理である気・血・水の考え方からすれば、気のめぐりが非常に悪くなってしまっています。
気持ちが悪い。気の毒だ。気が気でない。気にするな。気に入った。気が遠くなる。気をつけろ。どうする気だ。気をよくする。
このように気は、形はないが、働きはあります。要するに気持ちの問題であります。気持ちの使い方が重要で、ただ漢方だけでは、うまくいきません。

そこに半夏厚朴湯・甘草潟心湯・加味逍遥散・龍骨牡蠣などを使用して何とかしようと思っておりましたが、その背後の心の問題を考えなくては解決になりません。
そこに少しでも役にたちたいという事でご相談に応じております。


〇病気の原因について




〇病気の性質と状態について




〇病気の位置について


傷寒論・金匱要略の原典の病理から
病気の位置としての表・半表半裏・裏の六病であります。

〔太陽病・少陽病・陽明病・太陰病・少陰病・厥陰病〕




       体を同心円にして現した
       三陰三陽病の病気の位置→


〇気・血・水の考え方









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