認知症

認知症には 1. 血管性認知症
         2.アルツハイマー型認知症
         3.その他の原因での認知症
  があります。

最近「加味温胆湯」が、アルツハイマーに効果があることがわかってきました。
この効果は、遠志にあることがわかっています。
遠志は神経成長因子と言われるタンパク質を増やす作用があります。遠志の薬味が入っている処方は、他に、人参養栄湯、加味帰脾湯などがあります。

免疫を高めるもので、抗炎症作用がある製剤は、羚羊角には抗炎症作用があります。
☆物理的には漢方処方を使用し、精神的には、他の役に立っ生き方をさせることで認知症(痴呆症)を防ぐことができます。

1. 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
  赤ら顔でのぼせ気味、不安、不眠、感情不安定なもの、神経質でいらいらしてるものに用います。

2. 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  痩せ型で貧血ぎみ、冷え症、血色がすぐれず、頭重、肩こり、めまいのあるものに使用します。

3. 加味温胆湯(かみうんたんとう)
  不眠、不安感、驚きや動悸、上腹部の振水音、みぞおちの痞感などに使用します。

4. 加味帰脾湯(かみきひとう)
  体力が衰えて、熱感や胸苦しさ、寝汗や微熱があり血色が悪く貧血ぎみで精神不安、不眠等に使用します。

5. 温清飲 (うんせいいん)
  皮膚がかさかさして、色つやが悪く、のぼせる人で手足のほてり、血の道症、出血傾向のあるものに使用します。

6. 釣藤散 (ちょうとうさん)
  早朝に頭が重い、頭が痛く、気分がすぐれないもの、よくもの忘れをするもの、めまい、肩こり、不眠、神経質なものに使用します。

7. 人参養栄湯(にんじんようえいとう )
  病後の体力低下、貧血、食欲不振、精神不安、不眠、動悸、健忘症のものに用います。

8. 八味地黄丸 (はちみじおうがん)
  腎虚で腰痛、足が弱って冷えるもの、小便が近い、口が渇くもの、手足の裏がほてるもの、腰から下が脱力感のあるもの或いは、しびれるものに用います。